こんにちは。そろそろ社内に新卒社員たちが部署に配属される季節になってきました。新卒ってなんだかまぶしい響きですよね。わたしがその括りになれなかったからかもしれません。
わたしは新卒で就職することが出来ませんでした。
日本は新卒で就職することが当たり前のような雰囲気で、ここで失敗したらもう人生終わり、みたいな風潮があるように感じます。そこまではっきりと言われたことはありませんでしたが、大学4年で内定がなかなかもらえなかった時は、そんな空気をひしひしと感じてました。
「新卒で就職出来なかったら、もうダメなのかな…」
そんな風に考えた時期もありましたが、あれから10年が経ち、
「新卒で就職しなくてもなんとかなるな」と思ったのが正直なところです。
もちろん、そう実感するためには色々努力する必要があります。わたしも、他の人よりもスタートが遅れているということを認識しつつ、働きました。
今回は「新卒で就職できなかったけど、なんとかなる」と思うに至った経緯を体験や感想を交えて書いていこうと思います。
わたしが感じた新卒と既卒の違い
新卒で就職しなかったわたしが、新卒との明確な違いを感じたのは以下の3つです。
- 苦楽をともにする(と思われる)同期という存在
- 親切丁寧な研修
- 新卒初任給
新卒として入社すると、他にも同じように新卒で入社した同期が同じスタートラインに複数人いると思います。わたしは、社会人未経験ながら、中途採用だったため同期と呼ばれる人はいませんでした。(同日入社の人はいました)
同期がいないことで好都合だったのは、比べられることがないということ。
もちろん、完全にないとは言い切れないですが、新卒同士だとスタートラインが同じというだけで比較されやすくはなります。わたしにとっては、その比較対象がいないことのほうがありがたかったです。誰かと比べられることがなかったので、プレッシャーがあまりかからない環境でやらせてもらえたのが、よかったのかも。笑
新卒社員は最初の1ヶ月にまとまって研修することが多いと思いますが、わたしの場合はそのまま業務に放り込まれました。
OJTで先輩社員が一緒に業務をしながら指導してくれましたが、中途で入っているのでほぼ即戦力。1日だけ、外部の研修に行かせてもらって名刺交換や電話応対などを教えてもらったくらいです。
結局、働いていく中で学んでいかなければなりません。恥をかいても1回だけ、と思って憶えましたね。あとは、色々教えてくれてた先輩を隣で見て勉強しました。
そして、わたしが一番新卒との差を感じたのはやっぱり初任給。
新卒の初任給は求人にはっきりと記載されてますよね。でも、中途はかなり曖昧な線引き。わたしも最初はその会社の最低賃金みたいなものでした。ここが一番大きな差を感じたところです。
いずれ転職するにしても、前職でどのくらい年収があったかはひとつの判断基準となるので重要ですよね。
わたしの経験上、この差は自分次第で埋めることが出来ると思ってます。
絶望するな、報われるときはいつか来る
いくら「なんとかなる」と言っても、何もしなければ変わりません。
最初はわたしも「負け組だ…終わった」と思ってましたが、そこで腐って終わるのは嫌だったので行動しました。
一休みするのもいいですし、もう一年大学に残ってもう一度チャレンジするのもいいと思います。自分次第の行動を起こしてみてください。
絶望して、あきらめるのはすべてやりつくしたあとにいくらでも出来ます。
スタートが遅れても取り返すチャンスはある
スタートが少し遅れてしまっただけなら、いくらでも取り返せると思います。多様な働き方が認められているこれからの時代なら、なおさらです。
まだまだわたしも道の途中ですが、誰かの参考になれば幸いです。