メンタルヘルス・マネジメント®検定試験について解説してみた

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メンタルヘルス・マネジメント®検定試験をご存知でしょうか?

名前の通り、心の健康管理(メンタルヘルス・マネジメント)に役立つ資格と言えると思います。

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(引用元:公式サイトhttps://www.mental-health.ne.jp/)

上の図を見ると、そこそこ人気のある試験なのかもしれませんが、あまり聞いたことがないという人が大半かと思います。

この記事では、メンタルヘルス・マネジメント検定とはどんな試験なのか解説していきたいと思います!

おすすめの参考書などについて知りたい場合は以下の記事で詳しく解説してますよ。

メンタルヘルス・マネジメント検定®︎試験の試験日は?【2020年】
メンタルヘルス・マネジメント®検定試験について徹底解説【2019年】
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メンタルヘルス・マネジメント検定とは

メンタルヘルス・マネジメント検定とはどんな試験なんでしょうか?

メンタルヘルス・マネジメント検定とは

メンタルヘルス・マネジメント検定は、大阪商工会議所が主催する試験で、正式には「メンタルヘルス・マネジメント®検定試験」といいます。企業の経営者や人事・労務スタッフ、管理者、従業者がそれぞれのコースにわかれ、それぞれの立場で必要かつ適切なメンタルケアを学ぶことができる試験です。

I種(マスターコース)・II種(ラインコース)・III種(セルフケアコース)の3つのコースがあります。

I種(マスターコース)は経営者向け、II種(ラインコース)は管理職向け、III種(セルフケアコース)は一般従業員向けと考えるとわかりやすいです。

この検定試験には、「公開試験」と「団体特別試験」の2つの形式がありますが、今回は個人で申し込む「公開試験」について書いていきます。

団体試験は、企業や団体が都合に合わせて日時や場所を指定できるようです。詳しくは、公式サイトでご確認ください。

試験の日程は?

試験の日程は、年に2回、11月と3月に行われます。(I種(マスターコース)のみ年に1回の開催となります)

申し込み期間は約1ヶ月程度、試験日の40日くらい前に締め切られるようです。最新の日程は、公式サイトを見てくださいね。

申し込みは、クレジットカード決済、コンビニ決済、郵便振替の方法がありますが、クレジットカードでの決済が一番簡単だと思います。受験料はコースによって違います。

わたしは、一度コンビニ決済しようと思いましたがコンビニ端末(ファミポート)の入力がかなり手間に感じて途中で断念しました。。住所入力がなかなかハードル高いので、PCやスマホからサクッと決済できた方がありがたいですね。

試験会場は?

受験会場は、申し込み時に自分で選択することが出来ます。

自分が受験しに行きやすい会場を選択しましょう。必ずしも住所がある都道府県を選ぶ必要はありません。例えば、埼玉県在住でも東京都の会場を選ぶことも出来ます!

17年度の試験会場は15カ所でした。地方在住の方は少し受験しづらいかもしれないですね。

会場は、大学の構内で受けることが多いようです。わたしが過去に受験した関東地方の会場も大学キャンパスでした。ただ、毎回同じ大学が会場になるとは限らないので、過去の情報はあまり参考にならないかもしれません。

どんなコースがあるの?自分にあったコースを選ぼう

前述の通り、メンタルヘルス・マネジメント検定には3つのコースがあります。

I種(マスターコース)は人事労務管理スタッフ、経営幹部が対象とされていて、社内のメンタルヘルス対策の推進が目的とされてます。選択問題の他に論述問題もあり、難易度も高く受験料も10,800円と高額なので、受験する方は十分に勉強してから臨んだ方がいいですね。

Ⅱ種(ラインケアコース)は、管理監督者(管理職)が対象となり、部門内、上司としての部下のメンタルヘルス対策の推進が目的とされます。管理職でなくても、部下がいる中堅社員にもぜひ勉強してほしい内容になってます。

Ⅲ種(セルフケアコース)は一般社員が対象になり、自らのメンタルヘルス対策の推進が目的になります。自らのストレスの状況や状態を把握し、早期に不調に気づき、ケアを行うことができるという目標に学習を進めましょう。

まずは、Ⅱ種、Ⅲ種の受験を推奨します!

難易度は?合格率は?

100点中70点以上が合格ラインです。(全50問出題なので、35問以上の正解が必要です)※Ⅰ種は異なります。

III種(セルフケアコース)の合格率は、7割から8割といわれています。III種は、基本的に一般社員自らのメンタルヘルス対策を推進することが目的となっているため、比較的合格しやすく設定されているといえます。(とはいえ、テキストは一通り読んで、過去問を解いておきましょうね)

II種(ラインコース)の合格率は5割から6割強といわれています。わたしが合格した第26回試験のときは、5割を切っていましたが、以前不合格だったときは6割強の合格率でした。セルフケアコースの時と比べて、問題を最後までよく読まないと解けない問題があるように感じました。

メンタルヘルス・マネジメント検定の出題は、法令に準拠されるため、最新の法律に沿った内容で学習する必要があります。テキストはなるべく最新のものを買うようにしましょう。

まとめ

いがかでしたか?メンタルヘルス・マネジメント検定について、今までよりも知識が深まったのではないでしょうか?

自分や周りの人がメンタルヘルス不調に陥ることを未然に防ぐためにとても役立つ資格だと思います!