心の健康管理に役立つ資格、メンタルヘルス・マネジメント検定試験の解説第二弾です!
前回はメンタルヘルス・マネジメント検定試験とはどんなものか、概要を解説していきました。今回はもう少し話を広げてみたいと思います。
「メンタルヘルス・マネジメント」は大阪商工会議所の登録商標です。この記事では、以下®マークを省略します。
どんな検定試験なの?という方はこちらの記事を見てください。
今回の記事はメンタルヘルス・マネジメント検定を受けようと思っている、こんな人におすすめです。
- メンタルヘルス・マネジメント検定試験の勉強法を知りたい
- メンタルヘルス・マネジメント検定試験が就活・転職に有利か知りたい
上記のことを自分の体験談をふまえて解説していこうと思います。(主に自分が所持しているⅡ種、Ⅲ種のお話です)
メンタルヘルス・マネジメント検定試験の勉強法
まずは、メンタルヘルス・マネジメント検定試験を受ける上でどのようにして勉強していったのか解説します。
公式テキストがおすすめ
メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、公式テキストが発行されています。
このテキストを元に試験問題が作られているので基本的には公式テキストで勉強することをおすすめします。
Ⅱ種・Ⅲ種を合わせたテキスト
Ⅱ種もⅢ種も受験したい、テキスト代を少しでも節約したいという人におすすめなのが、Ⅱ種とⅢ種の出題範囲を同時に掲載しているテキストです。
実はわたしも公式テキストではなく、このテキストを使用しました。
図解や表などにわかりやすくまとめられていて、とても読みやすいです。これから勉強を始めるという方にとってはとっつきやすいテキストだと思います。
巻末には問題もついていますが、これを解くだけでは数が足りないかなと思いました。
公式過去問題集で実力試し
出題問題には癖があることが多いです。落ち着いて考えればわかる問題もあるのですが、形式に慣れていないとつい慌ててしまうこともあると思います。
Ⅲ種はそれほど難しい問題はありませんが、Ⅱ種は繰り返し何度も問題を解くことが重要です。
7割以上正解を目指して、間違えたところはしっかり解説を確認しましょう。
最新のテキスト・問題集を使う
2019年4月より働き方改革関連法が施行されたように、法律は新しいものがどんどん作られていきます。
もちろん、メンタルヘルス・マネジメント検定に出題される項目もどんどん新しくなっていきます。常に新しい話題をチェックしておきましょう。
メンタルヘルス・マネジメント検定試験が役立つ場面
どうせ取るなら、役に立つ資格がいいですよね?
メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅱ種は、日経キャリアマガジンのアンケートでお役立ち資格の3位にランキングされているようです。
意外、と思いきや、そういえばⅡ種の試験会場には想像より受験者がいたことを思い出しました。
やっぱりここ近年のメンタル問題は深刻化してきているんでしょうかね?
メンタルヘルス・マネジメント検定はどういった人におすすめなのか解説します。
自分の心の健康を守る
Ⅲ種はセルフケアを目的としたコースです。自分の心の体調の変化に気づくことを目的にしています。
最近、働いていて自分の心や体に「いつもと違う」と感じることはありませんか?
その違いは実はあなたの健康に悪影響を及ぼす変化かもしれません。
正しいセルフケアができるように、知識をつけておけば心強いですよね。
管理職は部下のメンタルヘルスを守る
Ⅱ種(ラインケアコース)はマネジメントをする上で、知っておいた方が頼りになることだらけだと思います。
特に、部内に勤怠が不安定だったり、情緒が不安定な人がいる場合、間違った対処をしないためにも勉強しておくと参考になります。
わたしも、チーム内に他部署で休職をしていた人を受け入れることになったとき、余計な一言を言ってしまったらどうしよう……という不安がありました。
ラインケアの方法を事前に知っておけば、どうやって接していいかわからない、間違った接し方で相手を傷つけてしまったらどうしよう、、という不安が少しでも和らぐかもしれません。
就活や転職に役に立つ?
資格を持っていると、やはり履歴書に書きたくなりますよね。
ところが、もしかしたら書いてしまって損をすることがあるかもしれないので注意が必要です。
わたしも転職時に、某エージェントに資格を記載した履歴書を持参しましたが、「消しておいた方が良い」と言われてしまいました。
これも担当者や企業によると思いますが、あなたがメンタルを病んでしまったように見えるので不利なこともあるかもしれない、とのことでした。
さすがにそんなことを言われると不安だったので消して応募し、面接に進みました。
ところが面接時に流れで資格の話をしたところ、「なんで書かなかったの〜?」と面接担当者に言われてしまいました。
このとき、「書いてよかったのか!」と安堵したのでした。
ただ、エージェントサービスを利用する方は、担当者に聞いてみた方が安心できるかと思いますよ。
Ⅱ種(ラインケアコース)の場合は、マネージメントをする立場なら最初からきちんと書いておいた方が良さそうですね。
わたしは次回転職するときは最初から履歴書に書こうと思います!というか、不利になる資格なんてないと思いますよ。
どんな資格でも、取ろうと思った理由と取得までの努力が大事だと思います!
上の図の通り、メンタルヘルス対策に取り組む企業も増えているので、資格を持っていることで役立つ場面も今後増えてくると思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回は検定試験に向けての勉強におすすめなテキストや、就職活動への体験談など書かせていただきました。
これから試験を受けようと思っている方の、少しでもお役に立てればうれしいです。